新型コロナの分類が5月8日から5類に移行される事が決まりました。それにともない海外との水際対策も原則的になくなるという事になります。
いよいよ本格的に海外旅行が再開されます。
コロナ前、テレビの情報番組では海外でトラブルに遭ったり、高額な医療費を請求されたという話がよく取り上げられており、海外旅行保険に加入していて本当に助かったという人も多くいました。海外に出かける時には保険加入は当たり前かと思われていましたが、2020年のあるアンケートでは加入率が30%ほどという結果が出ています。クレジットカードに付帯されているから追加で加入はしないという理由が多いようですが、思ったより少ないイメージです。
外務省のホームページ内に「海外法人事件簿」という記事があり、実際に起きた多くの海外関連のトラブルが掲載されています。
内容を読むと、親切な人に話し掛けられて夢中で喋っていたら貴重品を盗られていた、勧められた飲み物に睡眠薬が入っていて起きたら荷物がすべてなくなっていた、ぼったくりにあった、気づかず麻薬関連の仲間にされていた等が非常に多いです。
大体は日本人の勉強不足や不用心、非常識が原因の一つとなっているようですが、どうしても避けられない事件・事故に巻き込まれる事もあります。また日本とは違う生活のストレスや疲労、食事により体調不良を起こす事も多くあります。
海外での多額の損害に備えるために海外旅行保険への加入がすすめられます。海外旅行保険はケガや病気の治療費用の他にも補償が充実しているものがあります(保険会社によって違いがあります)。
補償例:
「緊急歯科治療費用」…急に歯が痛み出し応急処置をした場合
「救援者費用」…旅行中入院し、親族が現地にかけつけた交通費、宿泊費がかかった場合
「携行品損害」…バッグ等身の回り品が破損、盗難に遭った場合
付帯サービス例:
・ケガや病気、盗難などのアクシデントにあった場合、日本語で電話相談が受けられる
・治療費を保険金として病院に直接支払う
・日本への緊急移送が必要な時にサポートする
・スーツケースの修理の手配、回収、代金支払いをすべて行う
【トラブル事例】
1.カンボジア 約634万円
観光中に遺跡から転落、右高等部骨折。タイへ緊急搬送後、ICUで治療。
ドクター付添のもと車椅子で帰国。
2.アメリカ 約5105万円
急性心筋梗塞で倒れる。現地で2度の手術を受け、約40日入院。医療専用機で日本へ搬送。
2.インドネシア 約11万円
ジャカルタで買い物中にカバンを盗まれ、ノートパソコンに被害
弊社の取扱いの海外旅行保険はセットプランもありますが、ご希望のプランもお作り致します。
海外での本格的な登山をされる場合も対応できます。是非ご相談ください。
3年振りの海外旅行です。せっかくの計画が台無しにならないよう安全対策を万全にしていきたいですね。
次回は「自動車保険の人身傷害」です。