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【教えて今井さん】 日米金利差って?

金利とは、貸借した金銭に対して一定利率で支払われる対価。

とWikipediaでは解説してくれいます。

具体的には、お金の貸し借りの際に生じる「利息(利子)の元本に対する割合(利率)」のことです。銀行にお金を預けておくと利息がつきます。その利息がつく割合が金利0.1%、金利0.2%のように表示されます。例えば、銀行に100万円を預金して1年後に200円の利息がついたとします。この場合の金利は0.002%(200円÷100万円=0.002)となります。

反対に、お金を借りると利息を払う必要があります。このため、ローンを組んだ場合には、借りた元本に利息を上乗せして返済しなければなりません。金利5%であれば、借りたお金に対して5%分の利息を支払うことになるわけです。当然、金利が高ければ高いほど、多くの利息を支払うことになります。

例えば1974年の郵便貯金は7.5%、一億あったら遊んで暮らせた、、

そんなおとぎ話とも思える時代がありました。

 

身近な金利ですが、今定期預金をしても0.002%です。

これは日銀によるマイナス金利の影響です

一方アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会政策金利を2022年3月から断続的に引き上げています。現在米国政策金利は4.75%です。

 

今米ドルを預金のように短期で預ける先として、最適な商品は※外貨建てMMFです。(興味のある方はお問い合わせください)

各社によって様々ですが、約3.9%~4.12%で利息がつきます。

もちろん為替リスクは生じます。

今、日本と米国では4%近くの金利差が生じています。

金利は外国為替市場にも影響を与えます。金利が高い通貨は、低い通貨よりも魅力的な投資対象となります。そのため、金利差が大きくなると、高い方の通貨に対する需要が高まります。これは、その通貨の価値を上昇させます。

これが、昨年から急速に進んだ円安の一因となっています。

これを逆手に取る方法もあります。

金利の低い円から金利の高い外貨や外国の株式や債券などに投資することで、金利差の利ざやを稼ぐ方法です。円から米ドルに両替そして4%の金利で運用するとすれば、年間ドル建てでは毎年4%の収益が得られます。

日本が長期間にわたって超低金利政策を続けたことから、こういった取引を海外のヘッジファンドなどを中心に盛んに行われるようになりました。もちろん、為替変動リスクがあります。もし円が急激に高くなった場合、投資した外貨や資産が減価する可能性があります。そんなリスクには効く薬は長期投資です。

外貨建てMMFは短期に金利が変動してしまうので長期投資には向きませんが、保険商品の中には約4%の利回りで確実に米ドルを増やすことができる商品があります、そこでのメリットは10年先の損益分岐レートが分かります。損益分岐レートが自分にとって取れるリスク許容度かどうかを見極めていただければと思います。

投資の入り口の外貨を持つことに興味を持たれた方は、是非ご相談ください。

ちなみに昭和62年から平成元年に両親が私名義で貯金をしてくれた利息計算書があったので添付します。

次回は個人向け国債です。

 

※外貨建てMMFとは外貨建MMF(マネー・マーケット・ファンド)とは、格付の高い外貨建て(米ドルなど)の短期証券に投資する投資信託です。

 

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