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【教えて今井さん!】「個別株投資と投資信託」

投資の話をすると、まずは100万円単位の金額からしか始められないと思っている方が多いというのが私の印象です。しかし日本の株は主に100株単位取引が出来ます。その中で10,000円以下で売買できる株も43社ありますし、投資信託に関しては100円単位から始めることができます。私も時々気が向いたときに楽天ポイントで投資信託を楽天ポイントアップのために500円分買ったりしています。

いきなり100万円単位のお金を積んでしか買えないものだとかなりハードルが高いですが、高い山を登るときもまずは散歩から始める気持ちで始めることが大切ですよね。しかし手ごろな価格で高品質で世界中の人から多くの支持を受けているユニクロですが、会社の名前を知らいない方も多いと思いますが、会社名はファーストリテイリングです。株価は82950円(2021年6月9日終値)ということは82,950×100=8,295,000円必要になります。ファミコンやDSやスイッチでおなじみの任天堂も約600万円以上の必要となります。ここでこういった個別株のメリットデメリットをまとめてみましょう。

そう考えると何百のもの100円から会社に投資できる投資信託は手ごろな商品ということがわかっていただけると思います。一般的に投資信託はアクティブ運用とインデックス運用があります。

インデックス運用とは、「市場全体の平均的なリターンの獲得」を目的に運用されています。つまり、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)など、代表的な株式指数などをとし指標として、これらの指数と同じ値動きをすることを目的として運用されています。良くも悪くも平均的な投資結果を目指す投資信託といえます。

一方アクティブ運用は「市場全体の平均的なリターンを上回る運用成果」を上げようとするものです。

 

投信のメリットデメリットのまとめ

米国での研究では、米国株式の代表的な株価指数であるS&P500指数に対し、アクティブファンドは大体8割ぐらいは負けています。さまざまな研究があり、計測期間により結果も異なりますが、概してアクティブファンドはインデックスファンドに勝てていません。

「市場平均+運用費用(買付手数料、信託報酬、信託財産留保額)」を上回る成果を得るのは簡単ではありません。一般的な私たちの最適解はインデックスで十分ということになります。インデクス運用の長所・短所をまとめると

私自身個別株で市場の何倍もの利益を出そうと、何年も短期売買もした経験がありますが、市場の平均を上回るパフォーマンスを出すことは到底無理ということを体感しました。日経平均はこの一年間で約35%上昇しました。個別株をされている方で利益が35%出せない方はインデックス投資に切り替えてみてはいかがですか?

次回はインデック投資の受け皿、NISA、iDeCo、変額保険です。

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