現代の日本では、半数近くの世帯が何かしらの動物を飼っているようです。動物を飼う一番の理由は「癒されるから」という事です。またコロナの自粛生活のストレスや在宅勤務も影響しているようです。実際、ペットの存在は不安や社会的孤独を減らし、メンタルヘルスの問題を解決する可能性があると言われています。
・幸せホルモン「オキシトシン」の分泌
動物との触れ合いによりオキシトシンというホルモンが分泌され、ストレス軽減、リラックス効果が期待できます。
また血圧の安定、アレルギー発症率低下の効果もあります。
医療機関でもアニマルセラピーと呼ばれる動物と触れ合い心身の癒しを得る治療も行われています。
・動物のお世話が心を救う
食事の用意、ブラッシング、散歩、小屋の掃除等ペットのお世話をする事で、心が満たされ鬱々とした気持ちも軽くなっていきます。精神的にも安定した状態を保てるようです。
・孤独感を軽くし、人間関係にも良い影響を与える
いつも一緒にいてくれて話も聞いてくれる、友達のような存在になってくれます。また動物の話で
同じような動物好きな人とコミュニケーションが取れます。
このように動物と暮らすという事は、私たちにとっては心身の健康に良い影響を与えてくれます。し
かし動物たちは人間を癒す道具ではありません。共に生きる仲間で大事な命です。小さい小鳥やハム
スターも手のひらに乗せると温かく重みもあり命を感じ取る事が出来ます。最近ペット繁殖業者によ
る劣悪な環境での飼育が多く報道されています。安易に迎え入れ、自分勝手な理由で不幸にする事が
ないよう祈るばかりです。動物も人間も共に癒される存在になる事が本当の幸せを感じ取れるのでは
ないでしょうか。