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国民の祝日

現在、日本には年間16日の国民の祝日があります。振替休日の有無によって日数の変動はありますが、これは先進国の中ではかなり多いほうそうです。長時間労働が社会問題になるなど、休めないイメージが強い日本なのに意外な感じがします。休めないイメージは、有給休暇の取得率が国全体で約50%と、諸外国よりも低いことからきていると言われています。

今年、2021年の国民の祝日は17日。例年と比べて少し変則的になっています。東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法規定に基づいて、海の日、スポーツの日、山の日が1年限りで移動し、もともと祝日となるはずだった「海の日(7月19日)」、「山の日(8月11日)」、「スポーツの日(10月11日(10月第2月曜日))」が平日となる為です。

祝日の移動措置は、大会開催期間中のアスリート、観客等の円滑な輸送と、経済活動、市民生活の共存を図る為のものだそうです。オリンピック開会式の7月23日前後が4連休、オリンピック閉会式の8月8日前後が3連休となることにより、東京中心部の混雑緩和が見込まれています。


6月はもともと祝日がありませんが、10月といえば、「スポーツの日」(旧体育の日)。おなじみの祝日が別月にあるのは不思議な感じがします。また、12月といえば、平成の時代30年間「天皇誕生日」でした。2020年から2月23日になりましたが、12月に祝日がないのもまだ慣れない感じがします。

オリンピック開催にともなう祝日の移動は2020年12月に決定したため、お手持ちのカレンダーや手帳の祝日の記載は移動前のものがほとんどのようです。カレンダー等を事前に確認してみましょう。

国民の祝日について(内閣府)
首相官邸HP

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