ここ数年、20代~40代の方とお話をしているとiDeCoやNISAってどうなの?とか、もう既にNISAで積立してますとか、興味から行動への動きが始まっていることを実感します。
そこで何に投資してるの?の問いにはS&P500を中心に米国株の答えが本当に多いです。
資産形成のにおける重要な考え方の柱は「長期・積立・分散」となってきます。
長期、積立はiDeCoやNISAを始めれば自然とできますが、分散に関して米国株だけとういうのは一国に集中していることを考えると分散していない事になります。
この10年間の日経平均株価と米国S&P500の比較
日経平均株価 | S&P500 | |
2013年1月初値 | 10604.50円 | 1514.68ポイント |
2023年6月13日時点 | 33018.65円 | 4369.01ポイント |
上昇率 | 約311% | 約288% |
こう見ると悲観論ばかり見える日本も悪くないんじゃないかとの意見も出てきそうですよね。
もちろん経済的に圧倒的な力のある米国に投資することは合理的に考えて有効なアイディアだと思います。日本はGDPでは世界第3位の国で、この10年間で大きく成長した会社も多く存在しています。
例えば、日本で一番大きな会社のトヨタ自動車は※時価総額13.81兆円(2021年末)→33.9兆円(2023年6月5日)、ユニクロを展開しているファーストリテーリングは2.32兆円(2012年末)→10.87兆円(2023年6月5日)など目まぐるしく成長を遂げた会社も存在しています。世界市場で日本の企業は大きく売り上げを伸ばし利益を出しています。一般消費者目線では円安は物価高のニュースばかり目立ち辛くなってしまいますが、円安によって為替差益で最高益の決算を出している会社も多いです。
もちろん個別の株を初心者の方がいきなり始めることを推奨しているわけではありません。
NISAやiDeCoや変額保険等を始めた方、これから始めたいと思っている方で米国株一本での集中投資をしている方がいれば、日本株のインデックスを少し組み入れしてみませんか?
いま流行りの※チャットGTPに「ポートフォリオの最適化を教えて」と質問してみると、以下の回答が得られました。
【ポートフォリオ最適化とは、ある期待リターンに対して、リスクを最小化するようなポートフォリオを決定することです。ポートフォリオ最適化の考え方として「分散最小化」「絶対偏差最小化」「CVaR」「VaR」などがあります1。例えば、ポートフォリオを構成する金融商品の割合が米国株40%、日本株20%、債券10%、金20%、仮想通貨10%で構成される場合、現代ポートフォリオ理論ではある期待リターンに対して、リスクを最小限に抑えつつ目標を達成するようなポートフォリオを探します】
まだ雑な感じのチャットGTPですが、基本はしっかり分散した方が良いとの結果が出ました。
この記事を読んで少し頭の中に?!が生じた方は弊社FPにご相談下さい。
次回は、サブスクあなたはいくら使ってる?
※時価総額とは、ある上場企業の株価に発行済株式数を掛けたものであり、企業価値や規模を評価する際の指標です
※ChatGPTとは、OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットです。ChatGPTは、自然言語処理モデルであり、会話形式で質問に答えたり、歌詞や小説の執筆、企画書や小論文の執筆をしてくれたり、プログラミングやコードレビューなどにも対応します