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「いちから教えて実華子ちゃん」今回は帝王切開に関してお話しようかと思います。

前回のブログでも書きましたが、医療保険の特約等にある女性疾病特約で

「帝王切開」を女性疾病として保障している保険会社が多いです。

 

実は最近、医療保険の相談を受けた際に、「友達が帝王切開になった時に、女性疾病の特約をつけていたから給付金がおりて助かった!と聞いたので私も念の為付けたいです!」といった声を頂くことが増えたので、やはり気にされる方が多いんだなぁと実感しています。

 

特に近年は、帝王切開で出産する人が増え、今や5人に1人という確率です。

実際に私の周りでも帝王切開で出産された方が何人かいます。

5人に1人と聞くと結構多いなという印象を私は持ちましたが、皆さまはいかがですか?

そもそも帝王切開とは、何かしらの理由で自然分娩が難しいと医師が判断した場合に、

お腹と子宮を切開して、赤ちゃんを取り出す手術の事を言います。

 

あらかじめ帝王切開手術で出産をすると決まっている「予定帝王切開」と、突発的なトラブルが起きて急遽帝王切開に切り替える「緊急帝王切開」の2つがあります。

 

①予定帝王切開…事前の検査などから経腟分娩に適さないと判断され、前もって計画して行う帝王切開。

…逆子や双子、胎盤が子宮の出口をふさいでいる、過去に帝王切開で出産した方(必ず帝王切開になるということではありません)、子宮の手術を過去受けたことがある方、心臓や脳などの病気のある方等

 

②緊急帝王切開…自然分娩を予定していたものの、妊娠経過中やお産の進行中に何らかの理由で経腟分娩が不可能と判断され、急いで行う帝王切開。

…妊娠中や分娩中に赤ちゃんの元気がなくなる、子宮の出口にある胎盤からの出血、妊娠高血圧症候群のために、お母さんの具合が急に悪くなったとき等

 

尚、帝王切開で出産した人の約6割は、②「緊急帝王切開」と言われています。

結構割合的には高い印象がありますね。

 

では、1番気になるところでもある費用としてはどれくらいかかるのでしょうか?

自然分娩の場合、出産をする施設やその地域によっても異なりますが、健康保険が適用されない自由診療のため、分娩時にかかる入院料などを含めて出産費用としておよそ50万円程度かかります。

 

それに対し、帝王切開の場合は、予定帝王切開の場合201,400円、緊急帝王切開の場合222,000円が追加されますが、こちらは健康保険が適用され3割負担となるため、追加の自己負担額は予定帝王切開で60,420円、緊急帝王切開で66,600円となります。

 

それに加えて、入院日数が2~3日長くなることや手術内容により、トータルで自然分娩より約10~20万円程度負担額が増えると考えられます。

 

勿論、健康保険組合の方から自然分娩でも帝王切開でも、子ども1人につき出産育児一時金として子ども1人につき基本42万受け取れますし、それ以外にも医療費控除や帝王切開の場合は高額療養費制度により戻りがあります。

 

それに加えて、医療保険に加入していれば、帝王切開の場合、女性疾病に該当してくるので、入院費用・手術・女性疾病保障の対象になってきますので給付金が受け取れます。

※自然分娩の場合は対象になりません。また、妊娠中に医療保険に加入した場合、既に予定している出産に関しては補償対象外になる場合がほとんどですので、その点もご注意ください。

 

そういった背景から、女性疾病をつけたい!気になっている!という方が増えているのではないかと思います。

知久

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