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教育費の準備をする上で大切なこと「いちから教えて実華子ちゃん」

教育費の準備!となった時に最初に浮かぶのは「学資保険」という方が今でも多いかと思います。

元本割れするとは言われているけど、投資とかは怖いから、何となく学資保険に入ってしまったけどこれで良いのかな?という相談、結構多いです。

 

合う商品は人によって変わってくるので、今回は教育費を準備する上で考えていかなければいけない点についてお話しようと思います。

 

教育費を準備する上で、まず1番最初に考えなければいけないのは、

目標金額といつまでに用意したいかというゴールの部分なのですが、毎月いくらなら積立できるという予算は考えているけど、ゴールが明確化出来ていない人が結構多いです。

 

ゴールの設定が出来ていないと、これで足りるのかな…と何度も見直しを行ったり、

結局不安が消えない…という状況になってしまいます。

 

なので、まずはゴールを決めることから行っていきましょう。

 

下記は令和3年度の高校卒業から大学までの1人当たりの教育費負担平均の表です。

(年間平均額の累計です。)

こういったデータ等を活用しながら目標額をまず設定しましょう。

 

高校卒業~大学卒業までにかける
子ども一人当たりの費用(年間平均額累計)
  高校費用 大学入学費用 大学在学費用 累計
国公立 261.8 67.2万円 414万円 743万円
私立文系 261.9 81.8万円 608万円 951.6万円
私立理系 261.10 88.8万円 732.8万円 1083.4万円
※高校の費用は入学費含む。
※国公立・私立を合わせた平均(高校)

日本政策金融公庫 令和3年度「教育費負担の実態調査結果」より作成
この他に、県外の大学に行った場合、家賃や生活費、受験料等を踏まえると、もっと多くの費用が必要となってきます。
実際にお子様が大学に通っている方に、今の経験も踏まえた上で、お子様に学資保険をかけるとしたら、いくらにしますか?と聞いたところ、「500万あれば…少しは安心かな。
でも500万だったら保険料はいくら?と思ったら、そこまでかけられない…。なんとなく200万とかで学資に加入したけど、全然足りなかったな…」とおっしゃっていました。

勿論、学資等の保険ですべてを用意するわけではなく、お子様が成長するまでの間に併せて貯金や積立等行っていく方も多いかと思います。
ですが、いつまでにいくらは少なくとも準備しておこう!という目標を設定しておかないと、足りない部分も見えてきません。
教育費が必要になる時期はゴールが明確に見えています。早く目標を設定しておくことで
準備にかけられる期間が変わってきますので、きちんと設定しましょう。

目標額が決まったら、次はいつまでに準備したいのかという点も考えましょう。
例えば大学資金を準備したい!と考えた場合は、入学時の18歳までには準備しておきたいとか、とりあえずは奨学金を借りて、大学卒業時の22歳までに準備したい等です。

その辺りも踏まえて考えると、いつまでにいくらを目標にするのか。といった点が
明確化してくるのではないでしょうか。

ゴールが決定した後は、以前のブログにも記載しましたが、ご自身が入っている保険や積立を確認してみましょう。結構ここも抜けてしまっている人が多いです。
定期預金や終身保険、財形貯蓄やNISA等、教育資金に使えそうなものがあれば、
それも加味することで、不足部分がより明確化してきます。

その上で、目標の金額から足りない金額を算出しましょう。
足りない金額が分かれば、先ほど決めたゴールまでの期間で割ることによって、
今から貯めていくべき年間の金額が見えてきます。

ここでもし、18歳までには準備しておきたいと思っていたけど、家計的に厳しい!となれば、先ほど書いたように奨学金を借りておいて22歳までゴールを引き延ばしてみる!ということも出来ますよね。

最後に月単位に落とし込んで予算を決定しましょう。
児童手当等も含めて考えるとより明確化するかと思います。

ここまで来て初めてご自身にあった商品が何なのか。学資でも良いのか。
または別の商品の方が合っているのかというのが見えてきます。

大切なお子様の教育費です。
面倒だな…と思うかもしれませんが、このような方法で1度考えていけば、情報に惑わされて焦ってしまうことも少なくなると思います。

ちょっとやってみたけど、よく分からない!時間がない等あれば、1度ご相談いただければと思います。

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